教育芸術を担う シュタイナー学校の教師たち

井藤元さんの新刊が出ます。 
「教育芸術を担う シュタイナー学校の教師たち」というタイトルで、2023年11月30日に発売予定です。 
発売前ですが、現在は受付中になっています。 

 こんな人におすすめです。

現在シュタイナー学校の保護者

あの先生は、こんな経緯で教師になったのか、あんな出会いがあったからここにいるんだ、などとても新しい発見があると思います。
現在は、学校に入ってからの物語が進行中だと思いますが、その物語には前のエピソードがあり、そこに戻ることで、各自の物語が幾層も重ねた上にあるものだということが分かります。

シュタイナー学校への入学を検討中の方

シュタイナー学校の先生はとてもやさしいと思うが、どこか近寄りがたい、高いところにいるように感じられる方もおられるかもしれません。いえ、先生方も同じ人間であり、悩んだり、寄り道をしたりします。ただ、何かに導かれるようにして教師になられたというその歩みを追体験することでとても近い存在に感じられるのではないでしょうか。

シュタイナー学校の教師、またはシュタイナー教育を取り入れたい方

現在、シュタイナー学校の教員養成に行って学ばれている方にとって、現在現役の先生が教師を志した頃に重ね合わせて読むことができるのではないでしょうか。
3章、4章も具体的な考え方や普段は見えない部分も覗けるところがあると思います。

第3章 シュタイナー学校の教師たちに求められること
     1 シュタイナー思想を信じる必要があるか――開かれた態度を保つ
     2 シュタイナーの教育理論は実践を読み解くためのヒント
     3 自己教育の重要性――変わり続けてゆくこと
     4 子どもに対して畏敬の念を持つ
     5 長期的展望のもとで子どもの姿を捉える――教師たちの射程
     6 子どもの魂を満足させる授業――授業の生命線を見つける
     7 授業の即興性をめぐって――教職的なスキルの必要性
     8 同僚性に支えられた教師たちの成長
     9 教師自身も自由に
     10 新卒でシュタイナー学校の教師はつとまるのか

第4章 醍醐味と困難
     1 教師の仕事の三つの特徴
     2 再帰性について
     3 不確実性について
     4 エポック授業のメリット
     5 不確実性を呼び込む
     6 無境界性について
     7 教員会議の無境界性
     8 授業準備の無境界性
     9 長期休暇の過ごし方
     10 学年末の通信簿

目次を見ると、かなり具体的に、そして踏み込んだ内容になっていることが分かります。
教条的なことが書かれているのではなく、それぞれの実践方法があり、生徒や環境に合わせてダイナミックに展開することなどが書かれていると考えます。

発売がとても楽しみです。

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